4月20日の今日は『穀雨』
春季の最後の節気です。
変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも強まってきます。
日差しが強くなると、シミ予防に、顔や肌には日焼け止めなどのUV対策ををしっかりして外出する人は多いですよね。
また、目から入る紫外線の刺激でシミの元のメラニンを増やす原因になるということでUVカットサングラスをかけて完全防備で外出する人も増えています。
日焼け止めクリームは、使えばなくなるので古くなったものを使うことはないと思いま
す。
ですが、サングラスは使用する頻度にもよるかと思いますが
見た目的にそれほど劣化することもないので、何年間も使っています。
ですが、UVカットサングラス本来の目的である
紫外線(UVカット)の効果っていったい何年くらい持つのか疑問に思いました。
ちょっと形が今風ではないけれど、買ったとき結構高かったブランドのサングラスは
10年くらいたっても捨てられずに未だに持っています。
レンズの濃い色のサングラスは、かけることで眩しさは軽減されるため
目の瞳孔が開いてしまい、紫外線がカットできないと目にとっては危険だと思いました。
サングラスのUVカットの寿命は何年
紫外線を防止するという意味での寿命はだいたい5年くらいとされているようです。
サングラスのUVカットの方法は「UVカット加工」と「UVカット素材」の2種類あります。
UVカット加工は、レンズの表面にUVカットのコーティングされているもので、
UVカット素材は、レンズに紫外線吸収剤が練りこまれているものです。
どちらも効果が続くのはおおよそ5年くらいです。
この寿命はその商品の使い方によっても若干変わってきます。
特に、安いサングラスでコーティング加工のものは
レンズに傷がつくとコーティングがはがれやすくなり寿命も短くなります。
UVカット加工の紫外線吸収剤の練り込み式のものは、紫外線を吸収して吸収剤の吸収力が限界になったところが寿命となります。
なので、サングラスの利用頻度や利用方法によっても変わっていきます。
サングラスのUVカットの確認方法
紫外線カットの効果は時間とともに減少していきます。
最近は、サングラスや眼鏡のUVカット率を調べられる機器(紫外線透過率測定機器)が眼鏡屋さんに置いてある店舗も多いです。
自分のお気に入りのサングラスのUV効果が心配ならば、お店に持っていいって調べてもらうのもいいでしょう。
とはいっても、すべての眼鏡店に紫外線透過率測定機器があるわけでもないし、
そのお店で購入したサングラスでなかったり、お店で何も買わないのに
サングラスのUVカット率だけを調べてもらうのは気が引けます。
なので、自分で調べる方法がないかと調べてみました。
サングラスのUVカットを自分で確認する方法
UVチェッカーで調べる
まず、手軽にできそうなのが
外出先でもチェックできる携帯タイプのUVチェッカー
カバンなどにつけておけば、紫外線量に応じて色が変わって一目で多いかわかる商品です。
このタイプのUVチェッカーでサングラスのUVを確認するならば、太陽が出ていて紫外線量が高い日限定になりますが
とりあえず、このような商品が手元にあるならば試しにサングラスをかざして変化を見てみるのもいいでしょう。
ネット通販でも400円くらいで購入できます。
UVライト(ブラックライト)で確認する
自宅でより精度を上げた確認方法をするためにはUVライト(ブラックライト)で確認する方法です。
紫外線はUV-A・UV-B・UV-Cと3種類があり、それぞれ波長の長さが違います。
その中でも、波長の長いUV-A波は波長315~400nmあります。
UVカットの商品に記載されている「UV400」と表示されているものは地表近くまで紫外線を防ぐ働きを示す事になります。
UV400の表示のあるサングラスであれば、UVカット率は99%と言われています
なので、UV400の性能を確認するためには、ピーク波長が400nmに近いUVライトでチェックする必要があります。
UVライトは、ジェルネイルのUVレジン硬化のため釣りをする人などにも利用されていたりします。
我が家でも飼っている猫が粗相を掃除した後に、きれいになっているかを確認するために使うため以前購入してました。
UVライトの値段はピンキリですが、1000円くらいでも波長395nm紫外線を使用の物が購入できます。
自宅にあったUVライト(ブラックライト)で確認してみた
以前、ペットの粗相やトイレ掃除の後に床がきれいになっているのかを確認するために
購入したUVライト(ブラックライト)が自宅にありました。
ライトと一緒にあるサングラスは、目の保護のために商品の「おまけ」としてついてきたサングラスです。
Amazonで1,998円で購入しました。
今、Amazon見たら、3,289円と高くなってる・・・
UVライト(ブラックライト)を使った紫外線カットチェック方法
我が家にあった、サングラスをあつめてUVライトでUVカット効果をチェックしていきます。
古いものは、10年以上前のものもあります。
1.UVライトに反応するものを用意する
蛍光ペン、お札、パスポート、クレジットカードなど
今回は、クレジットカードで調べてみました。
クレジットカードに紫外線を直接あててみると、「V」の文字がくっきり浮き上がって見えています。
2.暗い部屋でレンズを通してUVライトを照射する
レンズを塔してUVライト(ブラックライト)をあてた時に光る反応がなければUV-A波まで防ぐ効果があるレンズということになります。
逆に、レンズを通してUVライト(ブラックライト)をあてた時に、光る反応があれば紫外線はカット出来ていないことになります。
まずは、10年以上前に買ったコーチのサングラスをチェックしてみました。
古いサングラスですが、以外にも紫外線の透過率はないようです。
次は、結構前に購入したオークリーのサングラス
こちらは、うっすらと「V」の字が浮かんでいます。
UVカット効果は、あまり期待できそうもないです。
こちらは、一番最近買った鯖江産のサングラス。
それでも3年くらいは経っていると思います。
これは、ちゃんとUVカットの効果がありそうです。
こちらは、UVライト(ブラックライト)購入した時についてきた「おまけ」のサングラス。
こちらは、うっすらと「V」の文字が見えちゃってますね。
サングラスのUVカットの効果は復活できるのか
お気に入りのサングラスの場合、できるだけ長く愛用したいものです。
でも、紫外線カットの効果がなくなっているサングラスを屋外でかけるのは心配です。
UVカットでコーティング加工がされているものならば、再度コーティングできればUVカットのサングラスとしても復活できるんではないかと思いました。
ちょっと調べてみましたが、眼鏡店や専門店などでレンズ交換はありましたが
レンズの再コーティングを行っているところはありませんでした。
サングラスは、レンズのUVカットの効果の他、フレームの劣化などの寿命も考えると、そこまでして古いサングラスを使用する人はいないのかもしれませんね。
効果のほどはわかりませんが
簡易的にUVカットコーティングができるというスプレーがネット通販でありました。
眼鏡専用のUVカットコーティング
まとめ
- サングラスのUVカットの効果と寿命はおおよそ5年。
- サングラスの紫外線がどれくらいカットできるか確認する方法で確実なのは、眼鏡専門店の紫外線透過率測定機器で調べてもらう。
- サングラスのUVカット効果が落ちてしまったら基本的には復活できないので、消耗品と思って新しいものに買い替える。
【おまけ】
眼鏡レンズで有名なHOYA株式会社のメガネレンズのUVカット機能(UVBAN・UVTM)のついてる眼鏡レンズの紫外線カット効果の寿命は半永久的だそうなので、長期間効果が持続するレンズもあるようです。